第3話
世界を受け入れし者 〜Life Can Be So Nice〜
2000年1月19日放映


〜今回のあらすじ〜

早乙女正美とつるんだりB・ファントムと出会ったりと色々有った少女だったが、最後は唐突に猟奇お廻りさんに喰い殺された。


>1stシーン
>新聞見出し「女子中学生猟期殺人」

本編の5年前に起きた連続猟期殺人についての記事。ちなみに犯人は第2話登場の来生真希子先生である。「夜明けのブギーポップ」参照。


>「本当の収束は未だ生まれ得ぬ者の特権である。一度産声を上げた者はその永遠の波及の中で永遠に安らぐ事は無い」
>「あなたのお父さん、霧間誠一氏のことば」

知らない人へキャラ紹介
霧間誠一:
人気作家であり、霧間凪の実父。本編の9年前に暗殺されている。凪と誠一、その暗殺者と凪の数奇な運命については「夜明けのブギーポップ」参照。

#「ブギーっぽさ」演出の一環、それ以上の意味は無いでしょう


>凪を追求する末真和子

知らない人へキャラ紹介
末真和子:
凪のクラスメートであり「ブギーポップ」主要キャラの一人。5年前の事件で、知らないうちに自分が殺人鬼に殺される所だった事が彼女のトラウマとなる。自分の手の届かない所で事態が進行する事を嫌う。広い知識と論理的な思考力が特徴の「頭脳派霧間凪」とでも言うべきキャラクター。通称「末真博士」。

#「パンドラ」ではすっかり親友同士な2人だが、この時点では知り合って日が浅い為打ち解けきれていない模様


>「1ヶ月前、百合原美奈子と早乙女正美君が失踪…」

1ヶ月後の話らしい


>変な虹
>「虹じゃないだろ、あれ」

#オーロラ風。エコーズの「光の柱」を切っ掛けに、各所に「歪み」が発生している感じだが


>タイトル「世界を受け入れし者」


>聖谷高校
>有藤美鈴

アニメ版新キャラ。今回の主役


>美鈴に話し掛けてくる女生徒・陽子

アニメ版第2話のサブキャラ。2話の主役・城の内に「嫌な記憶」を喰われ、一時的に救われたのだが…


>『パヌルウ』(表記不明)
>「私はこの世界を受け入れている。愛し、肯定し、受け入れている」
>「この世界を受け入れる事。本質も混沌もあるがままに」

美鈴にだけ見える存在、と言う訳でも無さそう

#このシーンに半分鳥肌。ブギーポップ全作品共通テーマ「制限された、まったく思い通りにならない状況の中で、何を最も大切にするか」についてアニメでも本格的に挑戦ですか!と思ったので。


>夜の雑踏
>イっちゃった青年

美鈴と歩く「パヌルウ」が見えている。彼女を求める様に手を差し出すが捕らえられ果たせず

#次話以降へのフリですな


>「うそつき」
>「パヌルウ」、割れた頭のイメージ

10分後参照。


>電車を追う謎のパルス
>早乙女正美
>「お前は何だ、早乙女正美と同じか」

#少なくとも今回の彼は、早乙女正美では無いと言う事。


>中CM


>陽子を誘い出す美鈴と早乙女
>口移しでエキスを流し込む

#マンティコアと同じ改造法を使っている(参照:「ブギーポップは笑わない」)。この1点だけを取って「早乙女=マンティコア」とするのは恐らく間違い。


>薄気味悪い公園
>美鈴に絡む霧間凪

#それじゃあんまり正攻法に過ぎると思うんですが。


>廻る方位磁針

#ブギーポップ・ファントム出現時と同じ反応だが…


>「今や、あなたは僕らの敵だ―」

「ブギーポップは笑わない」の名台詞。

#サービスカット


>「そう、そして囮は君自身」
>ブギーポップ・ファントム登場

似ているが、ブギーポップでは無くファントムの方。


>消えた早乙女正美
>「早乙女正美は既に死んでいる」

言動態度はブギーポップに非常に近いB・ファントム。今回の早乙女を完全に敵視している


>美鈴少女時代
>「パヌルウ」を語る少女
>感化される美鈴

#現在の邪悪さはまだ無い


>連続猟期殺人の犠牲になった少女

#得意の原作リンクふたたび。いいねえ。犯人は来生真希子先生。「夜明けのブギーポップ」参照。


>「君の中途半端な進化が奴を実体化させていたのだ」

#今回登場した早乙女正美は、謎の思念体パルス?が美鈴の理想を利用して実体化した物と推測される。1話に登場した早乙女との関連は不明


>「虹は消えたかい?」
>「君は連れて行く価値さえ無い」
>消えるB・ファントム

#原作の飛鳥井仁の様に、何か目的があって行動している雰囲気。生き残る事が目的だったマンティコアとは違っている。


>猟奇おまわりさん

#本当に再登場してるし。まさか本当に次回以降の主役?


>間に合わなかった凪

#彼女が来た時には、既に事態は収束していた

#実に原作っぽい。


>街へ消えていくパルス


>次回予告

#「パヌルウ」の話はまだ引きずるらしい

#「人間社会を作り替えるのだ」のセリフも





#これまでの3話で1番良かったと思います。個人的に
#納得できない世界に全面降伏して、思考を止めてしまった人間を描いた今作。
#現状は認めつつも前向きな、原作の正樹君とは対照的だったなあと。
#「思い通りにならない状況の中で、何を最も大切にするか」については、アニメ版でも何度も挑戦して欲しいです。

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