ゲーム紹介&感想
- 人工無能チャットってあるじゃないですか。こっちの打ち込んだ台詞に関連した返事を機械的に返してくるプログラムの。雰囲気としてはあんな感じの、機械的でズレた反応を見せるNPCキャラと喋り続けるのが主な内容のゲームです<エヴァ2。
- そんなキャラとの会話に「萌え」られる、妄想力の豊かな人ならきっと楽しめるゲームでしょう。
- が、俺は機械的なキャラとの会話を続ければ続けるほど、自分がバカになったような、何ともいたたまれない気持ちになりました。
- 「やりこむほど面白くなる」と言う人も居たけど、このままこのゲームを続けても、費やす時間に見合った喜びが得られると思えなかったので、買って2日で手放してしまいました。うーん。
このゲームの問題点
- 本作最大の問題点は、アルファ・システムが考えている程ゲームAIが賢くなっていない、と言うか「賢く見えない」事。ロジックにかまけてUI(ユーザインターフェース)を疎かにし過ぎ。
- ガンパレは、AIの稚拙さを人間の書いたシナリオ&テキストがカヴァーしており、ユーザから見ると各キャラが確かに意思を持って動いている様に見えていた。
- エヴァ2ではAIのレベルが上がった為、多分アルファはゲーム進行やキャラの行動をAIに委ねて、製作側が手を入れる部分をガンパレより減らしたんだと思う。でもなー。
- 今回のAIは「世界をシミュレートする能力」は高いのかも知れないけれど、ユーザが「世界」を認識する為の「端末」たる各キャラクターの挙動、反応のレベルが低すぎる。その為、AIが恐ろしくバカに見えます。
- 製作者からすればエヴァ2は、ガンパレより洗練されていて技術レベルも高いゲームなのでしょう。が、1ユーザから見ると、本作のAIはガンパレより遥かに退化しているように見えます(ガンパレは当時「未来のゲームだ!」と思えたけれど、本作の4択会話UI&反応は、カセットテープ時代のゲームの様に見えます)。
- あと戦闘。ガンパレと違って楽しくありません。
- 1対1のリアルタイム戦闘なんですが、ビル街で戦うのに高低差や障害物の概念が無い。んでシステム的にヒットアンドアウエイが出来ないので、戦闘は自然と、使徒と正面から足を止めての打ち合いになります。なんじゃそりゃ。
- エヴァ的戦闘をシミュレート、がコンセプトなのだろうけど、この戦闘作ってて面白くなるって思えたんだろうか。
- キリが無いのでこの辺で止めときます…
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